さてさて、ご存知の方もいると思うけど、ジンバブエって大変な事になってる。
日本のニュースでどこまで報道されているかは疑問だけれど、ジンバブエって凄いインフレなのね。ま、程度の具合を簡単に言うと、板チョコ1枚が1千万円とかトマトが2千万、少し高いものになると1億円とかいう具合。で、その問題を引き起こしてるのがジンバブエ独立からずっと実権を握っているロバートムガベ氏。
どうやら、彼は、独立当初は南アフリカのマンデラ並に偉業を成し遂げていたらしいけれど、奥さんが変わったり年を取ったりとして行くうちに段々権力に執着する危ない人物に変わって行ったらしい。
彼は国民に対して「俺がいないと西側社会が攻め込んでお前らは窮地に陥るぞ」なみの事を言い続けているんだけど、そんなムガベ政権が独立初めての危機に立たされたのが今年の3月。大統領選挙があったんだけど、反対勢力の党首がムガベ氏を抑えて1位に。ジンバブエの法律では1位になっても国民の50%以上の票を獲得しないと大統領にはなれない。で、反対勢力のツァンギライ氏の獲得票は47%。そうなると1位と2位がもう一度投票を行うってことやねんけどね〜。
今回の問題はここから。
まず、選挙が3月にあったにもかかわらず、投票結果が1ヶ月以上も発表されず、また、投票前からムガベ政権は賄賂与えまくり、誰も住んでいない土地に5000人以上の人が住んでる事にして全員がムガベ政権に投票している事にしたり、もうやりたい放題。
なので、実際は反対勢力が50%以上の票を獲得したのは間違いないと思われる。
でも、100歩譲って、反対勢力も追加投票に応じたのは良いけれど、
1. ツァンギライ政党が選挙演説に出ようとするたびに警察に逮捕される(その度に理由は違う)
2. 反対勢力のサポーター70人あまりが殺害される
3. 反対勢力のトップメンバーの奥さん3人が誘拐されて、2人は生きたまま火あぶりに、1人は殴り殺される
4. 反対勢力のサポーターの女性は次々と捕まえられてレイプされる
5. 反対勢力のNo.2が逮捕されて(理由は嘘の投票結果を伝えたというもの)ひどければ死刑になるというもの。そしてその裁判に際して、弁護士への連絡が許されないという事
などなど、まぁ、やりたい放題。ま、+でフードエイドで他国から供給された食料品が、実際の貧乏な人に行かずにムガベ政権の選挙運動に使われたり、ね。
で、彼はシャァシャァと、「反対勢力は嘘を言っている」とか「西側社会は嘘を言って、ジンバブエを乗っ取ろうとしている」とか行って退ける訳だ。
南アのムベキ大統領が一応間を取り持つ役立ったんだけど、あまり何の効果も現さず、ムガベ氏、好き放題。現に、ムベキ氏がジンバブエに話し合いに行ったしに、反対勢力のサポーター4人が射殺されたし。そして、その後に、「神のみが俺の行く末を決める」とか「生きているうちは反対勢力には国は渡さん。もしも反対勢力が勝った時は戦争にする」とかの暴君ぶり。
で、反対勢力の党首、本日、選挙からの撤退を申し出た。というのも、反対勢力のサポーター、トップ幹部の家族などが生死の危機にさらされ、そして、国民自体も、暴力の対象になっているという事態を奪回するため。ここに至までは反対勢力の中でも意見は別れたらしい。ただ、反対勢力は国際社会の介入を心から臨んでいたにもかかわらず、思う程国際社会の介入は得られず、どんどん事態は悪化して行っていたから。
今回の撤退で、ムガベ政権は続く事になる。でも反対勢力は改めて「国際社会の介入」を申請した。
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なんだかねぇ、3月頃からこの選挙の動向を追いかけていたんだけど、国際社会って実は何にもしないのねって心から思ったわ。相方曰く、「だってジンバブエは地下資源も無いし、助けてもあんまり国際社会的に利益にならん」って。ひどいよね〜。確かにダーファーのジェノサイドだって同じこと。全ての人が「酷い事」って分かっているくせに、実際に何か出来そうな大物は介入しない。今回のジンバブエの事だって同じ。日本のメディアなんて、実際にカバーする事もほとんどしないしね。
何だか、偉そうな事を言いつつも、実際にはお金がないとアカンってことやんね。アメリカの大統領選で、浴びる程のお金が飛び交ってるのを見ると、「そんな事にお金をかけるなら、そのお金をどこか他にかければどうよ」とか思うんだな。
改めて、世界って不公平やなと思うのです。